長久手市の在留資格(ビザ)をはじめとする外国人関連手続専門特定行政書士、竹内です。
先週はバタつきすぎて、ついにブログの更新を休んでしまいました。
ので、今週は書きます。(笑)
とても暑くなってきました。
先日、趣味の活動で日に当たったのですが、日が当たっていた右腕だけ真っ黒に焼けました。
いや~、5月中旬でこの日差し、これからの季節が怖いですね。「夏が大好きだ~」と公言している私も、さすがに自信がなくなってきます。
ということで、体調に気を付けつつ今週も頑張っていきましょう!
今回取り上げたのは、先日入管庁が発表しました令和7年度の「在留外国人に対する基礎調査」の結果についてです。
今回は、実務というより「知識・トリビア」系の内容になると思いますが、興味のある方は是非読んでみてください。
【「在留外国人に対する基礎調査」とは?】
これは令和2年(2020年)度から毎年行われている調査で、一定数の外国人の方にアンケートに答えてもらい、国が推し進めている「外国人との共生社会の実現に向けたロードマップ」及び「外国人の受入れ・秩序ある共生のための総合的対応策」との兼ね合いも考えながら、様々なことを企画・立案して、外国人との共生社会の実現を図ることを目的とした調査です。
【結果を見て】
1.生活環境全般の満足度
この項目は、日本での生活を総合的に見て満足しているかどうか、ということを問うたものですが、実にアンケート回答者の91%がどちらかと言えば満足していると答えており、しかも、58%ほどの人は「満足している(このアンケートでの最高の満足度)と答えてくれています。
その理由として「住環境(清潔さ)」「日本社会の文化や習慣が合う」「治安がいい」というのが上位の回答だったようです。
住環境、治安がいいの2つはわかるのですが、「日本社会の文化や習慣が合う」というのが全体の2番目に多い回答となっているのが意外でした。そこで、回答者別の国籍を見てみると、中国とベトナムとフィリピンの3か国で全体の半分を超えており、在留資格別でみると永住者、技能実習、技術・人文知識・国際業務の3つで全体の半分ちょっとを占めていました。
個人的に思ったのは(あくまでも一個人の思ったことです)、「やっぱり中国は習近平の独裁政治(一党独裁)から逃れたい人が多いのかな」「東南アジアでは未だ日本人気はそこそこあるんだな」ということです。
また、満足理由の回答の中に「給料が高いから」という選択肢があるのですが、それが少ないのも「時代は変わったんだなぁ」と実感しました。ちなみに、満足していないと回答した人の理由は「給料が安いから」というのが2位だったので余計そう思います。(なお、満足していない理由の1位は「物価が高いから」でした。ここは日本人・外国人一緒ですね)
ちなみに、「満足している」と答えた人の割合は過去6回の中で最高(52.8%)を記録しており、外国人にとって満足できる国である、ということは言えそうなので、日本人としては喜ぶべきなのでしょう。
2.日本語学習
この質問は、現在日本語学習をしているのか、していないのであればなぜか、そして、日本語学習に関する困りごとは何か、と言ったことを問うたものです。
まず、アンケートに答えた人のうち「学習している」と答えた人が全体の37.3%、「過去には学習していたが今は学んでいない」が49.6%、「現在も過去も学習していない」が13.2%でした。
「日本語学習をしていない」理由の上位3つは、上から順に「日本語ができるので学ぶ必要はないから」「都合のよい時間帯に利用できる日本語教室・語学学校等がないから」「日本語ができなくても生活に困らないから」となっています。
ご存じのとおり、在留外国人で最も多い在留資格は「永住者」です。永住者ということは、基本的に長期間日本に住んでいる外国人ですので、それなりに日本語ができる人も多いです。そのため、1位の理由が「日本語ができるので学ぶ必要はない」となるのはある意味首肯できるものではあります。
2位の理由はまさに現在の問題点となっている部分ですね。都市部や外国人が多い地域では、自治体が行っている無料教室などが充実している反面、そうではない地域の外国人はそもそもそのような機会自体がない、というケースはよく聞きますね。なお、このことは同調査内でもそれが顕著であることがグラフで示されています。
外国人との共生社会を目指すためには、この「日本語を学ぶ場所」をどれだけ地域格差なく可能な限り用意できるか、ということが一つのキーになっているのでしょう。
3位の理由は、一瞬「えっ、なんで?」と思いました。
というのは、なんだかんだで日本は「日本語社会」であり、英語ができる人は増えているとはいえ、私も含めまだまだ日本語しかしゃべらない人が多いので、「日本で生活していて『日本語ができなくても生活に困らない』というのはあり得ない!」と思ったからです。
しかし、よく考えてみると、外国人の方々は「コミュニティ」を地域ごとに持っている場合が多くあり、その中で社会生活が完結している人が多いのも確かです。
が、それは「何も問題が起こっていない」ということが前提です。
例えば、大けがをした、事故に遭った、災害に巻き込まれた、役所などで少し複雑な手続きをする必要が生じたなど、日常でない何かが起こった際には日本語ができないとかなり困ることは間違いありません。
コミュニティは大事ですので、それはそれで尊重しつつも、やはり日本人・外国人が相互が歩み寄って共生社会への歩みを一緒に、積極的に進んでいくことがこれからの社会には必要になってくるでしょう。
中途半端ですが、長くなったので今回はここまでにします。
次回は、この続きを書きます(予定)。
最後までお読みいただきありがとうございました。