長久手市の在留資格(ビザ)をはじめとする外国人関連手続専門特定行政書士、竹内です。
今回は、タイミングがちょうどよかったので番外編として、昨日実施されました令和7年度行政書士試験に関してテキトーに書いてみようかなと思います。
なので、業務関連ブログは今週もお休みします(さぼります)。
私は、令和3年度の試験に合格しましたが、その際の愛知県の試験会場は元職場である懐かしのセントレア(正確には、セントレアにある愛知県国際展示場)が受験会場でした。ちなみに、私が働いていた2005年~2007年ころにはまだ国際展示場はありませんでした。
今年の試験会場は昨年に引き続き、名城大学の天白キャンパスでしたね。(雨の中、受験者の皆様本当にお疲れさまでした。)
毎年この時期になると、4年前の自分を思い出しますね。
その頃は、旅行会社で普通に会社員をしながら、毎朝3時半頃起きて4時~出勤時間まで勉強するという日々を繰り返していました。今から思えば「本当によ~やってたわ俺」と思います。
ただし、資格と言うのは「取る」ことがゴールではなく、それを「活かす」ことがゴールなのであるとつくづく思う今日この頃ですね。もちろん、中には資格を「取る」ことをゴールにしている方もいるとは思いますし、それを否定することもありません。
しかし、実際に資格を「活かす」ためには、資格を取得するためにした勉強よりも、取得後の勉強の方がはるかに大変です。なぜなら、終わりがないからです。
ということで、話題がそれそうなので本題に戻します。
今年の行政書士試験の試験問題を見ましたが、基本的に私が受けたときと同じような感じでしたね。条文の知識を問う問題から、典型的な最高裁判例の知識を問う問題、そして中心となる民法、行政法も従来のバランスで出題されていたように感じました(受験生時代のようにしっかり見てないので、実際はわかりませんが笑)
民法では、最近何かと話題の「後見」関係の条文知識を問う問題が1問出てましたね(さすがにこれは分かりました)。
今年から試験科目に「行政書士法」が戻ってくる(私の頃はすでに廃止された後でした)というのは聞いていたので、それがどんな感じで出るのかと思ってみたら、1問だけ、しかも一般教養科目の中の1問として出題されていました。
ということは、試験に合格するために「行政書士法」を勉強するのは時間の無駄です。つまり、資格の「取得」をゴールとしている場合は、行政書士法の勉強は無駄ということです(無駄は言い過ぎですが、捨てる≒不合格とはならない可能性が高い)。なぜなら、その他の一般教養科目で合格点を取ればいいからです。
しかし、行政書士の資格を「活かす」ことをゴールとしている方は、しっかり勉強しておいた方がいいです。なぜなら、行政書士は、この「行政書士法」に定められたルールに則って行動する必要があるからです。
一般教養の問題は、時事ネタを絡めた出題(ジェンダー平等、ディープフェイク、特殊詐欺、戸籍関連等)が多かったのが印象的ですね。
ちなみに私の受験生時代の一般教養の攻略法は以下のとおりです。
① 試験開始の合図と同時に、まず一般教養科目のページに飛ぶ。
② 後ろ3問(文章読解・文書理解を問う問題)を確実に仕留める。
➂ 残りの一般教養科目をとりあえず答える。
④ その後、記述式に目を通し、わかれば書く。わからなければとりあえず放置。
⑤ 1P目から順に解いていく。
上記のようにやった理由は、「②」の文書読解などの問題は、知識がなくても確実に正解できるからです。つまり、冷静に焦らずやれば100%正解できる問題のため、まずはそこを余裕を持って仕留めるというのが狙いでした。次に記述式に行ったのは、記述式も焦るとまず正解できないので、できれば早めに退治しておけると気持ちに余裕が出るからです。
ご存じのとおり、行政書士試験は大きく「法令等」と「一般教養」の2つに分けられます。そして、それぞれの科目に与えられた合格基準点に届かないと、いくら試験全体の合計点が高くても試験は不合格とされてしまいます。
つまり、法令等が満点でも、一般教養で合格点に届かない場合は合格できないのです。一般教養は、いわゆる「試験範囲」というものがないので、対策が立てにくいため、多くの受験生が「運」に任せている科目です(と思います)。そのような状態ですので、(少なくとも私は)確実に正解できる文書読解等の問題は絶対に落とせないと思っていました。
ということで、書いているうちにあの頃の思いがよみがえってきてどれだけでも書きそうなので、これで終わります。
今回のブログでいいたかったことは、「受験者の皆様お疲れ様でした。」ということです笑。
最後までお読みいただきありがとうございました。